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2012-12-20
敷島公園と共に
敷島公園の朝は周辺にお住まいの方々の散歩、ジョッギング、ラジオ体操から始まります。
その後、小学生が大勢敷島町、緑が丘町方面から公園管理事務所の横を抜けて岩神町に向かう園路を通っています。
出勤のためすれ違う私は「おはよう。」と大きな声を掛けます。
彼、彼女らは集団登校ですから、「おはようございます。」と倍以上の声の大きさで応えてくれます。
ただ、よくみると、一人集団に遅れて横を向いている子、うつむいている子がいます。
今日は学校にいってもなんだかつまらないんだろうな。
そんな雰囲気を漂わせています。
それに比べて公園管理事務所に通う今日の私はさて、どんな気分なんだろう。
自問自答します。
今日は、一つでも面白いこと、気持ちのいいことに出会えたら有難いなあ、と考えている私がいます。
そして「今日も頑張るか。」と、気合を入れ、事務所の扉を勢いよく開けます。
敷島公園は今年、創立90年目の節目を迎えました。
この公園の運営ににかかわって9ヶ月、いろんなことが目まぐるしく過ぎていきましたが、
その中で改めて感じていることの一つは、この公園に対する県民、市民の皆様の思いの強さです。
公園を維持管理する立場としてそれを肝に銘じ、今後もご期待に応えたいと考えています。
さて、突然ですが、敷島公園の中にある「馬頭観音」についてご存知ですか。
写真にある馬頭観音はパークホテル楽々園玄関前の大きな岩陰にひっそりと佇んでいます。
高さ約50cm程の小さな観音像ですので、案外、地元の方でも気づいていらっしゃらない方が多いのではないでしょうか。
観音様の頭の上に馬の頭が載っているのがおわかりになりますか。
馬頭観音像は、古い街道の路傍や地方の競馬場跡地で馬の供養のために祀られているのがよく見られるようですが、
さて、ここにある馬頭観音はどんな由来があるのでしょう。
敷島公園と同じく今年5月、創業90周年を迎えたパークホテル楽々園の社長にお伺いしました。
それによると、現在補助陸上競技場がある場所は、昔、桃畑や草競馬場だったそうです。
楽々園の先代が 草競馬場跡地の草むらから見つけて自宅の庭に持って帰り、祀ったのが係わりのきっかけとのこと。
草競馬が盛んだったのはいつなのか分かりませんでしたが、敷島公園でそんな時代があったのかと想うと、いろいろ想像が膨らみますね。
今日も一つ面白い話題に出会えて、いい一日でした。
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