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2014-09-23
公園内の絶滅危惧植物
敷島公園内のクロマツそれに寄生するマツグミ
敷島公園の中に、「群馬県の絶滅のおそれのある野生生物」があるのをご存知ですか。
県が発刊した植物レッドデータリスト(2012改訂版)633種の中に、取り上げられているマツグミです。
レッドデータブックは、「群馬県の絶滅のおそれのある野生生物(植物編)」を選定し、種毎にその危険性を評価した刊行物で、2001年に初版がだされ、2年前に11年ぶりの改訂を行っています。それによると初版から1.6倍に掲載種数が増えています。
さて、そのマツグミも、2012年改訂版から登場しました。
百科事典『Wikipedia』によると、マツグミは寄生性の常緑低木で、マツなどの針葉樹を宿主とし、花期は7~8月、分布は関東から富山県以南、四国、九州に分布する、とあります。樹木の幹に根を下ろし、赤い筒状の花はメジロなどの鳥類により花粉媒介が行われるものと考えられ、種子散布も鳥によるとあります。
果実は食べられるので、かつては子供のおやつ代わりに集めたもので、ほのかに甘く、またチューインガムのように何度も噛んで楽しめる。伊勢地方では店で売っていたこともあった由。また、民間療法として、高血圧症の治療と予防に使われ、その成分に降圧効果があることも知られており、その成分について研究も行われているようです。
《参考資料》
実は、敷島公園にマツグミがあるという事実を、私も一年半前まで知りませんでした。昨年の早春にマツの高木剪定を行っていたところ、公園利用者の方からご指摘を受けて初めて知ったのです。
敷島公園にこられる機会がありましたら、マツを見上げてみてください。正直、どこにでもあるというものではなく、更に、光線の加減によって見つけるのはなかなか難しいのですが、確かにあります。
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